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CA! Accessファイル比較ツール  24/12 Ver.Up!

こんなときどうしますか?

  • 複数人で開発・利用しているときに不具合があった。
    バージョン管理はしていたが、Accessファイルそのものだけコミットしていたので、いつ、誰が問題箇所を作成したのか分からない。
  • 運用しているときに不具合が発生した。
    しかし開発部署では再現せず特定の利用者のAccessファイルでは再現する。何が違うのか分からない。
  • 複製して作成したレポートの印刷結果が微妙に違う。
    どこなのか見つけられない。
  • フォームの設計書等のドキュメントを作成したいが、フォーム一覧やプロパティを一つずつコピーアンドペーストしたり手入力するしかないのか。

機能のご紹介

相違箇所を画面表示

フォーム/レポート/モジュール(VBA)のセクション/コントロール/プロシージャごとのプロパティ/VBAコードの相違点をツリーと一覧で表示。
フィルタリングやソートで必要な箇所を確認できます。複数のAccessを横に並べて変更を確認する必要がなくなります。

Excel出力

フォーム/レポート/モジュール(VBA)の相違点をExcelファイルに一覧として出力。
設計書作成、開発、バージョン管理にご利用いただけます。

ご利用シーン

バージョン管理の補助ツールとして

gitでAccessファイル自体をそのまま管理し、差分を知りたいときに利用。
重要な変更ごとに変更前後の差分をこのツールでExcel出力しgitで管理。
変更履歴を追跡しやすくなり、誤った変更を迅速に特定して修正できます。

不具合の原因追及に

開発リリース後に起きた不具合が、利用者がプロパティやVBAを変更したために起きているかどうかを簡単に確認。
リリース時のAccessファイルと不具合の起きているAccessファイルをこのツールで比較することで確認できます。

プロパティ以外も

条件付き書式、レポートのグループ化・並び替え・集計、バイナリデータ(画像等)も比較可能であり、Excelにも出力できます。(バイナリデータは比較判別のみExcel出力可能)

ドキュメントに

フォーム、レポートの一覧だけでなくコントロールのプロパティも一覧でExcel出力できるため、設計内容をチームで共有しやすくなります。

VBAコードの確認に

利用中に発生しがちな不要なイベントをみつけやすくなります。
例えば「ラベル1_Click()」等 既定の名前で作成されていて、その後コントロール名を変更しているため変更後のイベントと紐付かなくなっているサブプロシージャを一覧で発見できます。
また、1つのモジュール内でSubプロシージャやファンクションの位置を入れ替えたとき、操作ミスで内容が変わっていないか確認することもできます。

デバッグとトラブルシューティングに

フォームやレポートのプロパティの変更点を確認することで、バグの原因をみつけやすくなります。
特に、複雑なプロジェクトでは、どの変更が問題を引き起こしたのかを突き止めやすくなります。

スクリーンショット

このツールについて

Accessファイルを比較し、相違点を一目で確認できます! Excel出力もでき、git等のバージョン管理に利用可能!

変更を確認する時間と労力を節約することができ、どのプロパティやマクロ(VBA)が追加・削除・変更されたのか、変更前後の値を一目で確認することができます。

Accessファイルは、何もデザイン等の変更を行っていなくとも自動的に保存されてしまうため、ファイルの更新日時・サイズだけでは変更したかどうかがわかりません。

そのため、フォームやレポートの変更箇所はプロパティ一覧を目で見て確認していくほかありません。

この「CA! Accessファイル比較ツール」を使用すればその確認は不要です。

Access開発者・ご利用の皆様に、ぜひご活用いただければと思います。

動作環境

  • Windows 10 Pro バージョン22H2以降 / Windows 11 Pro バージョン23H2以降 64ビット
  • Microsoft Access 2019 もしくは 365(バージョン2408以降) 64ビット
  • .Net Framework 4.8以降

※上記以外の環境でご利用、一覧出力方法の変更等、対応できる場合があります。以下のお問い合わせフォームよりご要望をいただけますようお願いいたします。

制限事項

  • 現バージョンでは、フォーム・レポート・VBA(モジュール)の比較となります。テーブル、クエリを比較対象とすることはでません。
  • クラスモジュールのInstancing(クラスがPublicNotCreatableかPrivateか)は取得することができません。
  • 20MB以上のファイルは比較できません。(ライセンスを購入していただくと 50MBまで比較できます)
  • ライセンスがない場合、モジュールについては標準モジュールとクラスモジュールをあわせて2つ以下が対象となります。(フォーム、レポートのモジュールの制限はありません。ライセンス購入いただくと無制限となります)
  • Windows 10 / 11 Home については動作確認しておりません。

ご利用料金

法人、個人問わず無償でご利用可能です。

ライセンスをご購入いただくと、下表のように機能制限を変更できます。

ご購入は、 よりお願いいたします。

ライセンスの有無と機能制限
機能制限 ライセンスなし ライセンスあり
Accessファイルサイズ 20MB未満 50MB未満
モジュール 標準モジュールとクラスモジュールをあわせて2つ以下
(フォーム、レポートのモジュールの制限はありません)
制限なし
比較対象 「すべて」のみ 「フォームのみ」、「レポートのみ」、「モジュールのみ」を選択可能
ライセンス料金表
有効期間 価格
1ヶ月 1,800円(税込)
3ヶ月 5,000円(税込)

※ 1利用者あたりの価格となり、自動更新はされません。

※ 2024.12.02現在の価格です。

リリースノート

  1. キャッシュの読込を高速化しました。前バージョンまでは、大きなファイルを読み込んだ後のキャッシュ読込に時間がかかる場合がありました。 また、キャッシュ読込中かどうか進捗表示画面で確認できるようになりました。
  2. VBAコード比較で、大文字小文字の区別、スペース数の無視、空行の無視ができるオプションが追加されました。
  3. 比較処理完了時、通知音を鳴らせることができるようになりました。
  4. 結果画面のファイル名表示方法を変更しました。 絶対パス表示から「ファイル名 (パス名)」表示になりました。 例えば、c:\test\a.accdbであれば、「a.accdb (c:\test)」と表示されるようになりました。
  5. (障害修正) ウィンドウサイズがディスプレイサイズを超えないように修正しました。

  1. (障害修正) 開かれているAccessファイルを比較しようとすると内部エラーとなる事象を修正。他のプロセスで使用されている旨エラー表示するようにしました。
  2. (障害修正) VBA宣言部がない場合内部エラーとなる障害を修正しました。
  3. Excel出力時、Excelの仕様である1,048,576行を超える場合、出力失敗ではなくできるところまで出力するように修正しました。

  1. VBAの比較ができるようになりました。モジュール、プロシージャ単位で比較できます。
  2. 対象ファイルを入れ替えるボタンが追加されました。
  3. ウィンドウサイズを前回表示されたサイズで表示するようにしました。リセットも可能です。
  4. ディスプレイ設定にて拡大・縮小が150%未満の時のレイアウトを修正しました。
  5. コンボボックスとリストボックスのColumnプロパティを除外しました。(取得できないプロパティであり、nullが常に出力されていました)

  1. 比較対象をフォームのみ、レポートのみとすることが可能になりました。(ライセンス購入が必要)
  2. 高DPIに対応しました。4K以上のような高解像度のディスプレイでも文字がぼやけなくなりました。
  3. セキュリティの改善。脆弱性のあるライブラリを使用しないようにしました。
  4. 以下のプロパティ値が取得可能になりました。
    コントロール プロパティ
    ラベル ShortcutMenuBar
    OLEグラフ ObjectVerbsCount
    コンボボックス AllowAutoCorrect
    コンボボックス AutoExpand
    コンボボックス ColumnHidden
    コンボボックス ColumnOrder
    コンボボックス ColumnWidth
    コンボボックス Locked
    コンボボックス ValidationRule
    コンボボックス ValidationText
    テキストボックス AllowAutoCorrect
    テキストボックス AutoTab
    テキストボックス ColumnHidden
    テキストボックス ColumnOrder
    テキストボックス ColumnWidth
    テキストボックス FilterLookup
    テキストボックス Locked
    テキストボックス ShowDatePicker
    テキストボックス ValidationRule
    テキストボックス ValidationText
    非連結オブジェクトフレーム ObjectVerbsCount

  1. フォームだけでなく、レポートも対象となりました。
  2. フォーム、セクション自体のプロパティも出力・比較されます。
  3. フォーム/レポート、セクション、コントロールの3階層でツリー表示されるようになりました。あわせてExcel出力形式が変更され、すべてのプロパティが出力されるようになりました。
  4. フィルターが新しくなりました。
  5. 比較結果画面で選択範囲をクリップボードへコピーできるようになりました。
  6. 条件付き書式プロパティの取得が可能になりました。